グランケアあざみ野のラウンジには、昔から裾広がりな形の
富士は縁起の良いということで、不滅の文化勲章に輝く
片岡球子画伯の作品『ゆたかなる冨士』が飾られています。
片岡球子画伯はダイナミックな構図、独創的なディフォルメ、
奔放で精緻なタッチ、鮮やかな色彩、比類ない豊かな個性で
独自の画風を極められ、文化勲章をはじめ数多くの賞を受賞
され、現在もなお活躍されている日本画家です。

この『ゆたかなる冨士』は画伯が97歳の時の作品だそうです!
片岡球子画伯が火山を主題とする風景画に取り組み始めた
のは昭和60年代初めのことです。最初は描いても描いても
高さも大きさも精神も何も掴みきれなかったという千変万化
する富士山の勇姿に翻弄されながらも、ひたすら反復して
描き続け、今では重要な主題のひとつになりました。
「富士山は何も云わない。懐にも腹にも何かが沢山詰まって
いる風なのに、その姿は穏やかにかつ高貴に静寂を保ち
続けて、その静けさの深さが計り知れないほどに神秘的
なのです。」とは片岡球子画伯の言葉。
この絵は画伯の特色である「強さ」「豊かさ」がより明確に
表現され、生命力あふれる入魂の富士山がいつも私達に
強い活力を与えてくれます。
片岡球子画伯作品 『ゆたかなる冨士』