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2020年10月
21

吐物処理を学ぶ~レストランと合同訓練~

グランクレールあざみ野日記, イベント

ノロウイルスの季節到来。スタッフ向けに吐物処理の講習会を開催。
訓練は毎年実施していますが、今年はより実践的なものにするべく、
レストランとフロントの合同で実施しました。


打ち合わせ1.JPG

嘔吐時に冷静に動ける為には繰り返しの訓練がとても大切です。
まずはフロントスタッフがノロウイルスについて住宅看護師より30分の
講義を受け、その後吐物処理の実地訓練を行いました。


手順①


嘔吐物から空気中への飛散を防ぐ為、嘔吐物を素早くペーパーで覆い
0.1%の次亜塩素酸ナトリウムの希釈液をかけます。
嘔吐物を除去してから、
再度0.1%希釈液で浸したペーパーで覆い、10分消毒します。


①吐物処理.JPG

手順②

嘔吐物から半径2Mは飛散すると想定し、この区域を汚染区域と呼びます。
嘔吐物から半径2Mの円状にペーパータオルを敷き、汚染区域を明確にします。

汚染区域での作業は1人とし、他のスタッフは清潔区域からサポートします。
作業者は頭から靴先までガウンなどで完全防護して作業にあたります。


②エリア分け.JPG

手順③

境界線のペーパータオルを0.1%の次亜塩素酸ナトリウム希釈液で浸し、

中心に向かって拭き消毒をし、バケツに捨てます。


③中心に拭き消毒.JPG

手順④

最後に着ていたガウンやマスクを汚染された表面に触らないように脱ぎ捨てます。

汚染ゴミは普通のゴミと混ざらないように、専用のゴミ箱に捨てます。


④汚染ゴミ処分.JPG


基礎を学んだ後は、レストランスタッフとの合同演習です。


演習1.JPG

職員はフロント・レストランなど普段の役割のまま参加し、
『嘔吐した人』 『周りで食事をしていた人』役も配置。


要救護者介助.JPG

実際にレストランで嘔吐があった場合、

汚染した食器はどうするの?

嘔吐した要救護者は誰が誘導するの?

など。

職種に応じた役割・動き、避難させる順番、避難経路を再確認しました。

スタッフ全員が参加できるように、複数回に分けて開催しました。


避難経路.JPG

皆にとって貴重な学びの場となりました。スタッフへの訓練と並行し、
住宅看護師主催のセミナー第4弾『ノロウイルスセミナー』を開講いたします。
セミナーの様子は当ブログで近日公開です!

投稿者: グランクレールあざみ野 2020年10月21日 18:06 |

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