３種の雛人形
皆さま、こんにちは。
今日はホームクレール受付カウンターに飾った、
３種のお雛様について、お伝えしたいと思います。
以前にも書かせていただきましたが、
ホームクレールでは、会員様に季節を感じていただけるよう、
その時期時期で、ディスプレイをこまめに変えています。
２月の半ば過ぎにはお雛様を飾りました。
自分が生まれる前に用意してもらったものなので、
すでに６０年もの年代もの。
愛らしいお顔立ちが時代を表していますね。
そして、この小指の先より小さい豆雛。
こちらは私の手作りです。
樹脂年度で造形して、顔料で彩色しました。
豆粒ほどの小さなお雛様は「珍しい！」と、
ご来館者がお写真をお撮りになることが多いです。
３つ目のお雛様は、綺麗な千代紙で折られた
折り紙雛。
こちらは、現在９４歳でいらっしゃるご入居者の手作り。
そう、お正月に、今年の干支のねずみを 折り紙で折ってくださった方です。
折り紙雛さまにも、金の屏風とぼんぼり、桃の花を添えて、
塗り盆の上で、お澄ましいただいております。
そしてもう一つ、
一枚目のお写真のお雛様の横にちょこんとお座りしているうさぎさんとともに
飾らせていただいている寒椿の花。
こちらも、最近ご入居された女性からの贈り物です。
ちりめん細工がご趣味だったそうで、
「昔せっせと手作りした小物たち、
ホームクレールのどこかで飾ってもらえたら嬉しい。」と、
箱いっぱいのちりめん小物を寄贈してくださいました。
季節の花や、干支、鯉のぼりなどの可愛いちりめん小物たち、
季節ごとに飾らせていただこうと、
スタッフも今から楽しみにしています♪
これらの雛飾りをお披露目した日、
ここを訪れる方、特に女性の皆さまは声を揃えて、
「可愛い～」「目の保養だわー」と、
とても喜んでくださいました。
中には、クレールレジデンスへのご入居にあたり、
七段飾りの雛人形を、泣く泣く処分された方もいらして、、
「ここでまたこうして、華やいだ気分になれるなんて思わなかったわ。」と
それはもう、本当にお喜びくださいました。
年齢を重ねられた今もなお、
本当に少女の様に華やいで、
そしてまたはしゃいでくださるお姿を拝見して、
こういう、日々の小さなサプライズを
これからも大切に、重ねて行きたいなーと感じるとともに、
私たちスタッフにもまたひとつ楽しみな目標が増えました。
そんな中、今日また嬉しいサプライズのお返しをいただきましたよ。
女性ご入居者のおひとりが、
「可愛いお雛様にあげて頂戴。」と、
ひなあられとちっちゃな金平糖を
プレゼントしてくださいました。
早速お雛様と一緒に飾らせていただいた可愛いひな菓子。
３月３日には、ホームクレールに来てくださった皆様にも
幸せのお裾分けをしたいと思います。
