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2020年1月
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新春 箏と尺八演奏会

イベント

新春にクレールホールで行われた『箏と尺八演奏会』をレポート致します。


冒頭に箏と琴の違いについて解説がありました。
あまりお箏に馴染みのない方にとっては、「箏」でも「琴」でも、どちらも一緒だと思われているかもしれませんが、実はそれぞれ異なる楽器なのです。
琴には柱がなく、弦を押さえるポジション(これを勘所(かんどころ)と言います)を変えることによって音の高さを決めるのが特徴です。
箏とは、中国の唐から十三本の弦を持つ楽器が伝来しました。それが「箏」で、現在一般的に知られているものになります。
箏の胴の上に立てられた柱(じ)という可動式ブリッジを動かして音の高さを決めるのが特徴です。
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プログラム
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箏の三上先生より生田流と山田流の違いについてお話がありました。
主に生田流(いくたりゅう)と山田流(やまだりゅう)があります。 外見上の目立った違いは爪の形および楽器を構える姿勢です。
生田流は角爪を用い、この角を有効に使うため楽器に対し左斜め約45度に構えるのに対して、山田流は丸爪を用い正面に構えます。 曲については、双方の流派が双方の曲を広く扱うため、あまり差異はありません。
ただし、皆様がお正月によく聞く"春の海"と言う曲は爪の関係で山田流ではとても難しいとの事でした。
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箏・十七絃・尺八の合奏
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曲と曲の間に箏の絃合わせで柱(じ)の位置調整する為、時間が必要との事で尺八の独奏もされました。
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実際に生で箏や尺八の音色を聴き、ご入居者もとても感動されていました。
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皆様もお正月気分を堪能されました。
※グランクレール美しが丘では昨年、バレエ、ピアノ、ヴァイオリン、ソプラノ歌手など数多くのコンサートを行いました。

投稿者: グランクレール美しが丘 2020年1月 5日 16:26 |

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