グランクレール便り

クリスマスイルミネーションが目を楽しませてくれる季節となりました。

皆さまいかがお過ごしでしょうか？

今回は、当住宅での歌の会『歌って笑って若返り！』を毎月行って頂いております

音楽療法士の佐藤美和先生をご紹介致します。

Q.　佐藤先生のご経歴を教えて頂けますか？

大阪音楽大学、声楽科卒業。

音楽療法士、歌唱療法士。

ミュージックベル・トーンチャイム講師。

元ＮＨＫ教育テレビ《たのしいきょうしつ》歌のお姉さん。

第24回（2009年度）全国童謡歌唱コンクール・関東・甲信越ブロック決勝大会　優秀賞受賞

大阪で14年、アメリカで7年女声合唱団の指揮、指導をする。

2007年より現在まで、横浜と東京で女声合唱団2団体の指揮、指導者。

アメリカの保育園でリトミック講師として5年務める。　

ラジオＦＭサルースのパーソナリティを6年半担当。

ホール、レストラン、サロン、施設などでコンサート活動を行う。

現在高齢者施設で音楽療法士として勤務。

また高齢者対象の『歌って・笑って・若返り』クラスを自宅、地区センターなど5か所で主宰。



Q.　佐藤先生が行って下さっている歌アクティビティ、高齢者向けならではのポイントなどはありますでしょうか？

まず第一に参加者皆さんに楽しんでもらえるクラスになるよう、こころがけています。

そのうえでケアでは心身の障害回復、機能維持、健康増進、生活の質の向上を
【音楽】をつかうことによって目指しています。

簡単なストレッチ、呼吸法、発声をやり、歌うことがなぜ体にいいのか、
老化に負けない体をつくるのかを丁寧に説明しながら、
歌いながらの筋トレ、脳トレ、手遊びなどを取り入れています。

懐かしい歌を歌うことで回想につながり、認知症予防もめざしています。

Q.　佐藤先生の歌アクティビティに対する「やりがい」や「楽しさ」を教えて下さい。

「やりがい」は、無表情の人、笑顔の少ない人たちが、
【歌うこと】や【合奏】【懐かしの音楽クイズ】【歌いながらの手遊び】などを通して表情豊かになり、笑顔で参加してくださっている時に感じます。

また、月に一度なので私の音楽クラスを楽しみに待っていて下さる方がいらっしゃることが何よりうれしいです。

クラスの中での皆さんとの会話がとても楽しく、
人生の大先輩の皆様方からいろいろと教えていただくことも多く、
私自身が勉強させてもらっている感じです。

特に私の生まれる前の昭和歌謡などは、皆さんの方がよく知っているので、
その曲のエピソードをお話しする時がとても楽しいです。

Q.　佐藤先生から見た十日市場ケアの雰囲気（住宅の環境やご入居者様に対するスタッフの対応等）はいかがでしょうか？

毎回スタッフの方々にはお世話になり、いろんな準備をしてくださっているので、

音楽クラスがいつもスムーズにいくことに感謝しております。

スタッフの方々は、いつもご入居者さまに優しく笑顔で接しており、温かい雰囲気を感じています。　

新しい施設なので、建物も清潔で綺麗で、また高台にあり、日当たりも良いので明るいです。

窓からの景色も良く、なかなか外に出られないケアのご入居者様にとっても、居心地のよい環境だと思います。　

Q.　最後にこのブログを読んで下さっている方々へ一言お願い致します。

皆様方には、ぜひとも日々の楽しみをつくっていただきたいです。

そして何か新しいことにチャレンジする気持ちを持ち続けることで、気持ちが若返り

それが体も元気にしてくれます。

【笑う】ことは、免疫力アップにもつながりますので、
いつも笑顔で楽しい毎日を過ごしていただきたいと思います。

今はコロナ禍にあり、飛沫感染に気をつけないといけないため、
【みんなで集まって歌う】ことが厳しい世の中になっていますが、
【歌うこと】はたくさん息を使うことによって、全身の血行が良くなり、
きな声を出すことでストレス発散や口腔ケアに繋がり、良いことばかりです。

歌うと内臓のお掃除ができる、と言われており、
また音楽は副作用のない薬とも言われています。

是非とも家で一人の時には大きな声で歌ってほしいと思っています。

いつも明るくてパワフルな佐藤先生、

ご入居者もスタッフも毎回楽しみにしておりますので、

来年もまたよろしくお願い致します♪