1今までの生活の延長線上で
自分らしく暮らせる住宅
「今までの我が家と遜色ない、いや我が家よりもっと安心安全快適に、楽しく暮らせる場所を」。そんな理想の高年者専用住宅を求めて、約35年前に「光が丘パークヴィラ」を開設しました。当時はまだ高齢者住宅というと暗いイメージが残っている時代でしたが、それを払拭するために建築や環境にこだわり、今までの生活の延長線上で楽しく自立した生活を送れる住宅を目指しました。生活の雑事から解放されて便利に暮らしながら、高齢者だけの囲まれた世界にはならないように、マンションと同じように外出や自分らしい自由な社会生活を営むことができる。食事も飽きずに毎日食べられる家庭の味を提供する。そうした「ホテルの機能性、マンションの気安さ、家庭の味」がキャッチフレーズです。
一方、私は医師としてたくさんの高齢の患者さんを診てきましたから、生活支援はもちろんですが、介護・看護、医療支援を連携させて組み込まなければ、老後の生活は成り立たないと強く感じていました。そこで当住宅には診療所とケアセンター(介護住宅)を一体化させ、健康状態の経過に応じた対応ができるようにしました。