私:腰痛予防体操みたいのってあります?
先生:予防体操って聞いたときに、ちょっと思ったんですけど、基本的にご高齢な方や、若い方でも女性の方は特に前の筋肉しか使ってないんです。
先生:だからご高齢な方の歩き方って、こうやってすって歩いたりするんです。
先生:後ろの筋肉を使えていないので、後ろの筋肉が退化してお尻から痩せてしまったりするんですね。こういった方々は、後ろの筋肉を使っていくことで骨盤の位置も変わってきますし良いのかなと思います。
私:具体的にどういった体操をすれば良いんでしょうか?
先生:体操という感じで言うと、まぁ、結局リフトになってしまうんですが、恐らく想像しているよりちょっとだけで良いんです。若い方であれば、こうやって寝て手をついていただいた状態で腰を上げて下げるを繰り返すのが裏モモに効いていいんですが
先生:ご高齢でこの動作がきつい方には、本当にちょっとだけ、数字で言うと1mmくらい上げてもらう。そういう意識をして動こうとしてもらう。それだけで効果があります。
先生:もし、介助者がつくのであれば、こうやって寝ていただいて足をこのように動かしていただく。
先生:ちょっとこっちに足ひいてください~。はい、足伸ばしてください~。といった風にやるだけでも効果があります。
先生:これもきついようでしたら、本当にさっきのようにちょっと曲げましょうか~。はいおっけ~です!といった感じでもいいです。
私:これを鍛えても意識していかないと意味がないって感じですか?。
先生:いえ、これ意識で伸ばそうとしても無理です。身体痛めちゃいますね。そんなに自分での意識はしない方が良いと思います。皆さん結構あるんですよ。人から「座ってる姿勢が悪いね」と言われて、意識して背筋をピンと伸ばして座るようにしてしまう。これ、腰を痛めてしまう原因となってしまいます。
(姿勢悪いと言われ意識してピンと伸ばすのは悪い例)
先生:トレーニングをしていけば、姿勢って自然と良くなっていくものなので、むしろ意識してフォームを変えようとするよりは、ちょっと後ろのお尻とかを使って筋肉を反応してくると、この前まですって歩いていたりした人が、若干モモを上げながら歩いたりすると思います。
私:では普段は今教えていただいた動作で後ろの筋肉を維持及び増強してもらって、実際歩いたりする日常動作では意識せず自然に動いていた方が良いということですね。
先生:そうですね~。意識はしちゃうと変になっちゃうと思います。世間で浸透しているものとはイメージが違うかもしれませんが、整骨院的な考えだとこういう感じになりますね。
私:これってどれくらいやればいいんでしょうか?
先生:これは、「筋肉を増強させる」ことが目的ではなく、あくまで「筋肉を働かせる」ことが大事なので、5回~10回の範囲できつくない回数で良いと思います。
先生:毎日やったりすると効果が大きくなるかもしれませんね。ただ、万が一筋肉痛になってしまったら、痛みが引くまでは休んだ方が良いと思います。
私:あらかわ整骨院さん的に、ベストな腰痛予防の方法としては今の動作を続けるということですか?
先生:うーん、「手軽に」「安全で」となると今のものになりますね。それこそ、世の中色々なストレッチやトレーニングってありますが、それをご高齢の方が自分の判断でできるかというと難しいと思いますし、介助者の方がここはこうやってくださいというのも無理だと思います。
先生:簡単に言うと「裏の筋肉をちょっと使ってみましょうか」ということになります。
私:ちなみに、これは何歳くらいの方を想定していますか?
先生:骨粗鬆症とかあるんで、一概に何歳とも言えないんですが、まぁ立って歩ける方なら何歳でもできるんじゃないかと思いますし、歩けない方でも仰向けに寝てやるのは厳しいと思うんですが、横に寝ていただいてちょっと膝曲げましょうかとか伸ばしましょうかとかは何歳でもできると思います。
私:このブログを見に来る方って、大体40代~60代後半くらいの方が多いと思うのですが、それくらいの年代の方で、今は大丈夫だけどこれから心配だなって人向けの腰痛予防ってありますか?
先生:それは、〇〇〇〇ですね。
Part.2で終わろうとしたけで無理でした。ブログ読者世代に最も適切な腰痛予防とは!?
次回に続きます。