皆さま、こんにちは。
今日は、先週末に開催いたしました
川柳講座『印象吟(イメージ吟)にチャレンジ!』の様子を
お伝えいたします。
この日は、お正月特別講座として、
『印象吟(イメージ吟)』にチャレンジしていただきました。
歌手の"かずみん"こと、池の本和美さんの歌を聴いて、
イメージしたものを即興で句にする、
それが『イメージ吟』です。
これはかなり、ハードルが高そうですね。
題となる歌は3曲。
尾藤先生(左)とかずみん(池の本和美)さん
即興での句づくりは、皆さまにとっても初の体験!
1曲目はおめでたい「俵つみ唄」
「俵つみ唄」は、青森県に伝わる民謡で、
「南部俵つみ唄」とも呼ばれる、
ユーモラスでおめでたい曲です。
この歌のイメージ吟で
先生が花丸を付けてくださった句がこちら。
●目出たいな美人初夢初講義 舞夢さん
●ITで今の俵はチップ中 ここさん
●米俵どこ行ったやらパック粥 繪一さん
●雪の中民謡ひびき春近し よし坊さん
●せりなずな亡夫(つま)と摘みしは遠き春 たんぽぽさん
●はっぴ着てはち巻姿男衆 順ちゃんさん
●日の出さす俵の上のいっちょうら しんせんさん
●太鼓の音(ね)はやしばやしに誘われて 彫っ子さん
●秋まつり太鼓の音に兄想う ゆっこさん
●小雪舞う七草前のえせ太鼓 奏庵さん
奏庵さんのお書きになった"えせ太鼓"とは、
上の写真のとおり、かずみんさんが
太鼓に見立てた小机を、
バチで叩きながら歌ってくださったことを表現されています。
2曲目は、調子のよい民謡唄とは打って変わって
しっとりとしたバラード曲「黄昏のビギン」♪
バラードもお得意のかずみんさん
この曲のイメージ吟は、
若かりし日々を懐かしむ句が多く見られました。
最後の曲は、明るいジャズナンバー♪
「When Your Smiling」
お着物姿のジャズも素敵!!
ポジティブな歌詞と軽快なスウィングのこの曲のイメージ吟には、
こんな素敵な作品も!
●膝に抱きし孫の婚約スマイリン(グ) たんぽぽさん
●ジャズの音(ね)に浮かれて手足痛み消え ゆっこさん
●澄む空にに我生きざまの声届け 繪一さん
●口ずさむスマイリングかラブリィか 奏庵さん
初めてのことに、皆様も四苦八苦されましたが、
結果は、先生とかずみんさんも驚かれるほど
良い句がたくさん誕生しました。
2022年も、さらにたくさんの名句が生まれることを
期待しています(^_-)-☆
最後になりましたが、
先生がこの日、ご参加者に向けて読まれた句をご紹介。
●イメージ吟へ全集中の指を折る
●クレールで熱唱を聴く雪の街